日本データテクノロジー、「2009年ハードディスクデータ復旧統計」を発表―今年は2006年製HDDに注意 携帯FLASHフォーム
日本データテクノロジー、「2009年ハードディスクデータ復旧統計」を発表―今年は2006年製HDDに注意
2010/02/08 17:00
ハードディスクのデータ復旧サービスを提供している日本データテクノロジーは2010年2月5日、同社が2009年にデータ復旧依頼を請けた4万台以上のハードディスクを、パソコンメーカー、外付けドライブメーカー、ハードディスクメーカー、製造年などに分類した「2009年ハードディスクデータ復旧統計」を発表した。同統計によると、同社にデータ復旧依頼があった機器を形状で分類すると、デスクトップパソコンが21.3%、ノートパソコンが19.7%、外付けハードディスク(USB接続、NASなど)が32.3%、機器から取り外したハードディスクが26.2%、DVDレコーダーなどの録画機器が0.4%で、外付けハードディスクのデータ復旧依頼が最も多くなっている。データ復旧依頼があったデスクトップパソコンのメーカーでは、DELLが最も多く17.6%、次いでAppleの14.7%、NECの14.4%となっている。ノートパソコンのメーカーでは、NECが14.9%で最も多く、東芝の14.4%、ソニーの13.8%が続いている。インターネットコムとgooリサーチが行った昨年9月の調査では、自宅に所有しているデスクトップパソコンのメーカーは、NEC、富士通、DELL、ソニー、Appleの順で多く、ノートパソコンではNEC、富士通、東芝、ソニー、DELLの順で多くなっており、おおよそ所有者が多いメーカーのパソコンがデータ復旧依頼も多い結果となっているようだ。外付けハードディスクメーカーでは、バッファロー(メルコ含む)が54.1%で半数以上を占め、アイ・オー・データ機器が21.9%、ロジテックが6.3%となっている。日本データテクノロジーによると、4〜5年前に製造された製品のデータ復旧依頼が多くなっているとのことなので、同統計の参考資料として提示されている、「BCNランキング」(任意の量販店、ネット通販での販売数のみ集計)の2004年のデータを見るとバッファローが50.6%で販売シェア1位、アイ・オー・データ機器が34.2%で2位、ロジテックが11.1%で3位となっており、所有状況とデータ復旧依頼の割合がほぼ同じとなっている。データ復旧依頼を請けた機器すべてのハードディスクサイズは、3.5インチが64.2%、2.5インチが34.2%。3.5インチサイズで、最も多かったハードディスクメーカーはWesternDigitalで31.5%。これにSeagate22.3%、SAMSUNG16.7%、日立(HGST)14.0%、Maxtor13.2%が続いている。2.5インチサイズでは、東芝が32.1%で最も多く、次いで日立(HGST)の29.8%、富士通の16.8%、Seagateの8.9%、WesternDigitalの6.4%となっている。ハードディスクの製造年別に見ると、2005年が最も多く、以降減少傾向にあるものの、2008年製ハードディスクのデータ復旧依頼が突出しており、日本データテクノロジーは「2008年に製造されたドライブに関しては注意が必要かもしれない」としている。また全体の傾向から、2010年にデータ復旧依頼が最も多くなる可能性があるのは2006年製の製品と推測され、2006年以前に製造された製品を使用しているユーザーに対し、バックアップなどの対策を実施するよう促している。すべてのデータ復旧依頼に占めるハードディスクメーカーの割合を各製造年ごとに見ると、2008年製のWesternDigital、Seagate、SAMSUNGの率が前年よりも増加していることが、2008年製のデータ復旧依頼が突出している要因となっているようだ。日本データテクノロジーへのデータ復旧依頼は、製品に起因する故障ばかりではないので一概にはいえないが、2008年製のハードディスク、とくにWesternDigital、Seagate、SAMSUNG製の製品を使用しているユーザーは、注意した方がよさそうだ。また、Seagateは、2004年までは世界シェア1位でありながらデータ復旧依頼率は低い値で推移していたが、Maxtorの買収を発表した2005年降、徐々にデータ復旧依頼率が高くなっているのも興味深いところ。
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